令和元年を迎えました。
弊社は、情報通信機器販売と施工を行う企業として、昭和58年に創業しました。
日本が安定経済成長期からバブル経済期へ向かっていた昭和50年代後半。産業構造の変化により第3次産業が発展する中、通信機器分野でも先の情報化社会に向けて、多種多様な商材が大手メーカーから発売されました。その中で、地元企業の業務利便性向上と効率化に向けて、企業に有益な設備投資を提案する上で、先代(現会長:坂田秀俊)が携わっていた、ビジネスホン販売のノウハウを軸として、コピー機などの事務機器販売と工事、アフターケアの流れをワンストップで提供する「複合化」提案をいち早く展開しました。
松下電器産業(当時)と連携した先見のサポートもあり、業務用FAXやパーソナルコンピュータの普及期においても多くのお客様に支えられ、平成4年には資本金を1000万円へ増額するとともに、株式会社へと組織変更しました。更に地域に根ざした企業を目指し、おかげさまで第37期目を展開しております。
「無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。」
弊社が創業以来規範としている、松下電器産業の創立者 松下幸之助さんのお言葉です。インターネット社会において、必要な情報や商材も、探せば何処からでも手に入れることは可能である。だからこそ、お客さまの「オンリーワン」となるために、私たちは努力を続けていかなければならないと思っています。
これまで多くの複合型提案を形とし、多くのメンテナンスも経験させていただき、この経験こそが、私たちの成長につながる財産です。購入予算やリース、減価償却期間、経費削減や利便性の向上など、10社あれば状況も10通りある中で、お客さまに必要な形をいかに生み出すかを考え、共有し、ベストな選択を提案させていただく。時には買わないという選択になる場合もありますが、そこでご縁が切れるわけではなく、その信頼関係のもとに弊社は生かされております。
時代は、平成から令和の時代となりました。
これからは、ICT,IoTと呼ばれるように、単純な機器販売ではなく、「人と人」「人とモノ」が行き交う手段として、通信機器を活かしきる時代です。
平成時代の経験を令和時代に活かしきれるよう、日々精進してまいります。
令和時代もどうぞよろしくお願いいたします。
令和元年五月一日
福島情報機器株式会社
代表取締役 坂田 敦志